突然ですが、『ウォーキング・デッド(The Walking Dead)』(略称:TWD)ってご存知ですか?
2010年からアメリカで放送されているテレビドラマで、現在シーズン9を放送中(2018.10.7~)の人気番組。
ウォーカー(ゾンビ)がはびこる世紀末的な世界を舞台に、生き残った人々のサバイバル生活を描いたヒューマンドラマで、世界中にコアなファンを獲得しています。
なんといってもストーリーが面白い!
人間が極限に追い込まれたとき、どう行動すべきなのか、その苦悩が本当にリアルに描かれています。
物語はあくまでフィクションですが、こんな世界になった場合「あなたならどうする?」という問いを突きつけられている感覚は他のドラマでは味わえないほど病みつきになります!
とくに、主人公リック(Rick)を演じるアンドリュー・リンカーン(Andrew Lincoln)の演技力はピカイチ。
「親」として
「リーダー」として
「人間」として
「どう生きるべきか?」「どうふるまうべきか?」に苦悩する男の感情が、その表情から痛いほど伝わってきます。
そして観る側の心をわしづかみにします。グワシっと。
でも、興味を持たれた方のなかには「ホラーは怖いから観ないよ。」という方もいらっしゃると思います。
ご安心ください。
このドラマに限っては、ホラー映画のような怖さはなく、ビックリ系が苦手な方でも大丈夫という方が多いみたいです。
ダマされたと思って1話だけ観てみてください。
多少グロいシーンはありますが、『ゲーム・オブ・スローンズ』などで免疫ができている方は、もう大丈夫♪
さて、この『ウォーキング・デッド』、なぜ英語学習にオススメなのでしょうか?
その理由をご紹介したいと思います。
目次
生活に密着。生き抜くための最低限の英語表現が身につく
どうでしょう?この写真の迫力!
もはや文明の影すらなく、ならび立つビル群は、もはや遺跡といっても過言ではありません。
恋の駆け引き。
医療・法律・刑事やSFドラマなどの難しい用語。
歴史ドラマなどの古い時代の慣習や独特の言い回し。
現代社会にあふれる生きていくには必須ではない固有名詞の数々。
こういったものは一切なし。
生きるか死ぬかの極限状態の中、不要なものがそぎ落とされ、非常にシンプルな英単語やフレーズで相手に意思を伝える。
『ウォーキング・デッド』を観ていると、この状況だとこの言い回しで済むのか!という表現が多々でてきます。
これは本当に勉強になります。
(ただし、日常英会話ではあまり使用されない命令口調が多いので、使用する際には注意が必要です。)
英語が聞き取りにくいからこそ、リスニング力が強化される
観ている方は、おわかりになると思いますが、登場人物は他のドラマと違ってハッキリしゃべってくれません。
台本に書かれたおしゃれなセリフを話すのではなく、思考をめぐらせながら話す感じ。
何やら押し殺した声でぶつぶつとつぶやくようにしゃべったり、時には喉の奥でかすれた声を出し、会話も尻切れトンボのようになり、そのあとを推測するしかなかったり。。
そんな時、『英語が通じない!ショック!〜1週間で英語の発音が劇的に上達する方法~』の記事を読んでいただければ幸いです。
「英語喉」を理解したうえで登場人物のセリフをシャドーウィングしてみましょう。
発音が不明瞭でも、喉の奥からもれる息遣いだけで何を言おうとしているのかがわかるようになります。
ネイティブ同士の普段の英会話を聞き取りたい場合、『ウォーキング・デッド』の英語は最適なのではないでしょうか?
アメリカに行った気分で英語が勉強できる
ガソリンスタンド、スーパーマーケット、一般家庭の家、といったごく普通の生活をしていた場所がこの世界の舞台となっています。
(シーズンを追うごとに廃れていき、ごく普通ではなくなっていきますが。。)
緊迫したシーンがかなり多く、さまざまな建物の中がゆっくりと映し出されます。
そういったシーンでは、「へぇー、アメリカでは建物の中ってこんな風になってるのか。日本とは結構違うなー」とか思いながら観るのもけっこう楽しいです。
実際アメリカに行ったことがない人にとっては観ていて新鮮に映るのではないでしょうか?
僕は海外に行く機会があると、初めて見るものすべてに感動してしまうのですが、その時に近い感覚を味わうことができました。
アドレナリンでまくりで覚えた英語表現がしっかり定着
とにかくドキドキし、興奮するシーンばかりなので、アドレナリンがでまくりの覚醒状態。
一説によると、アドレナリンがでると記憶が定着しやすくなると言われています。
『ウォーキング・デッド』で覚えた英語表現は、衝撃的なシーンと共に、脳に焼き付けれらるのではないでしょうか?
とくに”You’re either the butcher or you’re the cattle.”というセリフは今でも覚えています。
直訳をすると「肉屋の主人になるか、それとも牛になるか」という意味です。
(これには深い意味があるのですが、ここで本当の意味を言うことは差し控えておきます。)
どこにでてくるかは、ご覧になってのお楽しみ!
さいごに
「これから英語学習用にどんなドラマを観ようかな?」と迷っている方!ぜひともご覧ください!
また、あとから知ったのですが、このドラマの原作はコミックとのこと!
こちらもあわせて読んでみたいですね。
さいごまでお付き合いいただき、ありがとうございました。